TECHNIQUE
早期交通開放型コンクリート舗装
社会インフラ整備において、長寿命化、高耐久化、
ライフサイクルコストの縮減、環境への配慮などが求められるようになっており、
当社ではこれらに対応するべく一般社団法人セメント協会にて開発された
早期交通開放型コンクリート舗装(1DA Y PAVE)の普及に努めています。
1DAY PAVE
『1DAY PAVE』は2013年8月に国土交通省の新技術情報システム(以下、NETIS)に登録された新たなコンクリート舗装です。登録から適用された現場数は着実に増えてまいりました。(No. KT-130044-VE)
11日で交通開放が可能な舗装
舗装用コンクリートの水セメント比を約42%から35%に変えました。
- 14日間の養生期間を1日以内とすることが可能となることから、工期の短縮が図れます。
- 養生期間が短縮し、交通誘導員の費用が低減できるため、経済性が向上します。
- 従来の舗装コンクリートの強度が増加することから、耐久性の向上が図れます。
2特殊技術は必要なく通常施工が可能な舗装
スランプフローを40㎝に変えました。
- ワーカビリティーが改善され、フレッシュコンクリートが取り扱いやすくなります。
- 人力施工の敷均し作業が容易となるため、施工性が向上します。
粗骨材の最大寸法を40㎜から20㎜に変えます。
- 供試体寸法が小さくなるので、品質管理における作業性が向上します。
3全国どこのブランドでも配合が可能な舗装
- 一般に早強ポルトランドセメントを使用し、混和剤に高性能AE減水剤を使用した一般的なコンクリートです。
- 少量の補修・維持工事に適しています。
420%程度の急こう配からのポンプ施工まで可能な舗装
- 単位水量や混和剤の調整によりフレッシュ性状は任意に設定が可能です。
- スランプ8㎝からスランプフロー40㎝までのコンシステンシーのものを用いることができます。
コンクリート舗装のメリット
- 耐久性が極めて高い
- ライフサイクルコストが低廉
- 大型車の燃費向上に効果
- ヒートアイランド対策にも効果的
- 道路を明るくさせる舗装
施工状況/施工見学会にて
主催/太啓建設
共催/全国生コンクリート工業組合連合会、愛知県生コンクリート工業組合、
西三河生コンクリート協同組合、一般社団法人セメント協会